「Kids プロジェクト」は、ドコモ・システムズの掲げる経営方針“モバイル&セキュリティ”の一環として、“子どもの安全・安心”を守ることを目的として、今年4月にスタートいたしました。
現在、Kids プロジェクトでは、「Kids in Feel」と「通学ケータイ」という、2つの登下校情報連絡サービスを提供しています。
プロジェクトリーダー 廣岡 悦子(以下、廣岡)――Kids in Feelは、ICカードを使いますので、保護者の負担が小さく導入しやすいというメリットがあります。一方の通学ケータイは、お子さんに携帯電話を持たせることで、登下校情報のほかにも位置情報の管理や緊急時の連絡網サービスなどに活用できます。
営業担当 中村 司(以下、中村)――例えば、塾と習い事の教室などに提案する場合には、お子さんが携帯電話を持つ必要のないKids in Feelをオススメしています。逆に、私立の小学校などに提案する場合には、通学ケータイと、お客さまの状況や、また子どもの携帯電話の所持についてのお考えに応じて、どちらか最適なサービスを選んでいただけます。
Kids in Feelは、2006年11月に導入された東京都府中市の学校法人明星学苑 明星小学校(以下、明星小))を始めとした全国の小学校3校と、大手学習塾の140教室で利用されています。また、通学ケータイは、今年4月から埼玉県川越市の星野学園小学校に導入されました。
一瞬の通信途絶も許されない 24時間体制で通信状況を監視
ドコモ・システムズでは、Kids in Feelを運用するにあたって24時間365日、昼間は3人、夜間2人の体制で、異常がないか見守っています。
保守・運用担当 土橋 利昭――子どもさんの安全・安心を支えるサービスなわけですから、一瞬の通信途絶も
許されないのです。
また、Kids in Feelのサーバには、児童や保護者2万人以上のデータが保存されています。それを管理して
いく上で、セキュリティ面の配慮も欠かせません。
子供の安全・安心を担保する制度やシステムの必要性が叫ばれる中で、Kids in Feelや通学ケータイは、利
用者の方々に大変ご好評をいただいています。
中村――四国のある公立小学校に導入したときにアンケートをとりました。その小学校では、越境入学制度を取り入れていたのですが、入学者の中には『Kids in Feelが導入されているから入学した』という方もいらしたんです。また、都内の繁華街にある学習塾などの場合、保護者さんが安心しているとの反応を先生から伺
うこともあって、お役に立ててとても嬉しく思っています。
自社の強みを生かして、子どもの安全・安心の支えのために貢献していきたい。3人の思いは共通です。
廣岡――Kidsプロジェクトは、会社が掲げる“モバイル&セキュリティ”を意識して進めていきたいと考えています。Kids in Feelも通学ケータイも、子どもさんの居場所をリアルタイムで、保護者がどこにいても知ることのできるシステムです。ぜひ、保護者さんにはお子さんの行動を意識してもらいながら、いざというときに何ができるかを考
えてもらうきっかけになればと感じています。
Kids in Feelの導入以前は、希望者にNTTドコモなどの子ども向け携帯電話を持たせたり、下校時間を記した学年だよりを保護者に配布したりといった努力をされていたそうです。
「子ども向け携帯電話のGPSだと、現在位置を示す範囲が広すぎて、本当に学校に着いているのか不安が残ってしまいました。また、下校時間はあくまで予定であって、少し早くなったり遅くなったりということもありました。そうすると、保護者が児童を迎えに行くときに、すれ違ったりしてしまうんですね。今では、何時に学校に着いた、学校を出たということが確実に保護者に伝わります。児童と保護者の間では、例えば『下校時のメールが届いたら、30分後に駅まで迎えにいく』といった約束が交わされているようです」
現在、明星小学校では、1年生の児童全員と、2年生以上の希望者を対象にKids in Feelを運用していますが、約700名の児童のうち6割以上がサービスを利用しています。教務主任の古賀博先生が子どもたちの様子を教えてくれました。