西日本ジェイアールバス株式会社様

導入した製品 & サービス

docoですcar for BUS

クラウド型位置情報サービス【docoですcar】のGPSによる車両の位置情報をベースに、高速バスの共同運行管理や安全運転支援などお客様ニーズにお応えして誕生した、高速バスロケーションサービス

課題とその解決

導入前
地域・会社ごとに異なるシステムがあり、運用管理が煩雑

導入後
共同運行のバスも含めた一元的な運行管理が可能になり、運行管理者やドライバーの負担を軽減

解決のポイント

導入ユーザ
西日本ジェイアールバス株式会社様

西日本ジェイアールバス株式会社様の本社と高速バス
西日本ジェイアールバス株式会社様の本社と高速バス

昭和63年に設立。日本の旅客輸送を担ってきたJRグループのバス会社として、「安全・安心な輸送の提供」を企業理念に、近畿・北陸を中心に約5,000kmに及ぶ高速バス・一般路線バスを運行している。主力事業である高速バスの路線は関東・東海・中国・四国に広がり、十数社のバス事業者と共同運行を実施。平成24年4月から【docoですcar for BUS】を導入し、他のバス事業者も参加した運行管理に活用している。

汎用性の高いサービスのため、共同運行のバス事業者も利用しやすい

常務取締役 営業部長 小川喜一様

常務取締役
営業部長
小川喜一様

小川様:

「JRバスグループでは高速バスの運行管理に関しては、十数年前から各社独自にバスロケーションシステムを構築し、利用していました。その一方で、地域別で運用している、別のバスロケーションシステムもあり、路線によってシステムが違い、それぞれ端末も管理方法も異なっていたことから、運行管理上の煩雑さが大きな課題となっていました。
特に高速バス路線の拡大とともに各地のバス事業者との共同運行路線も増え、会社や地域ごとにバスロケーションシステムが異なることは、運行全体を把握する観点からも不便であり、また、私たちも共同運行事業者も路線によって複数の機器やシステムを導入する必要があるなど、双方にとって負担となるものでした。

しかし、お客様の立場に立てば、共同運行であろうがなかろうが、同じバス路線です。『自社のバスの運行状況は把握していますが、他社(共同運行)のバスは知りません』という訳にはいきません。そのため、バス事業者としてより確実な運行管理を行うため、共同運行事業者のバスの状況も把握できるようにする必要がありました。そこで既存のバスロケーションシステムをベースに他事業者に導入を依頼するか、あるいは新たなシステムを構築するか検討していたところ、注目したのがドコモ・システムズのクラウド型位置情報サービス【docoですcar】でした」

安全運行推進部 リーダー 田中寿一様

安全運行推進部
リーダー
田中寿一様

田中様:

「高速バス事業者にとって、共同運行時の運行管理を考えた時、全国で利用できるサービスであることは重要なポイントです。特に共同運行を検討する上で、クラウド型で全国どこでも必要な路線だけにシステムを簡単に導入し利用でき、また、カスタマイズにも対応可能な【docoですcar】の汎用性の高さは魅力でした。また、個々のバスロケーションシステムとの連携や運用について心配する必要がないということは共同運行路線の拡大、全国展開を考える上で大きなメリットと考え、導入を決めました」

クラウド型サービス:

データセンターなどにシステムや機器を置き、企業が所有することなく、ネットワーク経由で必要な時に必要なものだけを利用できるサービスのこと。低コストでの導入・利用が可能であると同時に、カスタマイズにも対応することができる。【docoですcar】は汎用性の高いクラウド型サービスである。

他社のバスの運行状況もパソコン1台で一元管理でき、担当者の負担を軽減

安全運行推進部 主任 藤本晶義様

安全運行推進部
主任
藤本晶義様

藤本様:

「運行管理者の立場から見ても、1つのシステム上で、すべてのバスの運行状況を把握し、指示やデータ変更ができることは大きなメリットであり、管理負担の軽減になっています。また、運行管理者の人材育成という観点から見ても、以前のような複数の管理画面では緊急時に確認すべき点も増えて、経験の浅い担当者には大きな負担でしたが、今は1つの画面ですべてのバスの運行状況を把握でき、より業務に集中できる環境になったと思います。
保守面についても、導入後、一部不具合もありましたが、以前のシステムと比べて、ドコモ・システムズの担当者は迅速な対応をしてくださったので非常に安心できました」

小川様:

「運行管理では、路線・会社別のバスの遅れなど個々の運行状況を把握するだけでなく、万が一の事態を想定し、次の準備ができることが重要です。渋滞など、ある程度の影響を予想できる時はよいのですが、例えば、降雪時には、道路状況によって、先に出発したバスが後発のバスより遅れて目的地に着くケースも起こります。
そうした際に、現在のシステムなら、共同運行便も含めたそれぞれのバスの位置情報を一元的に把握できるため、後発のバスのドライバーに連絡を取って新たなルートを指示したり、到着の遅れを想定して臨時のバスを手配するほか、ドライバーの業務シフトを調整するなど、お客様はもちろん、ドライバーのことも考えた安全運行のための対応が可能になります。その意味でもこのシステムは今やわが社の運行管理上、欠かせないものとなっています」

1つの管理画面で各地のバスの位置や運行状況がひと目で把握できる
1つの管理画面で各地のバスの位置や運行状況がひと目で把握できる

運行管理の負担軽減:

【docoですcar for BUS】では共同運行路線も含め、すべてのバスを一元的に把握することができる。
また、管理画面はブラウザベースの分かりやすいインターフェースのため、経験の浅い運行管理者でも簡単に操作できるというメリットがある。

自社の運行ノウハウを生かしたシステムで安全性も向上

小川様:

「わが社には、これまで安全運行のために蓄積してきた多くのノウハウや仕組みがあります。こうしたノウハウが生かされたのが、ドライバーの運行上のミス(停留所の通過や居眠りなど)を防止する『SDSS(安全運行支援装置)』です。その1つである、居眠り防止機能とは、直線が続いて変化の少ない道など、経験則からどうしてもドライバーが運転中に眠気を催すポイントを把握し、そうした場所に近づくと運行管理側からブザーで通知して、ドライバーの居眠りを防止するものです。
今回のシステム導入においては、こうしたドライバーの負担を減らす機器など、私たちのノウハウや仕組みを反映できるようなカスタマイズを要望し、【docoですcar for BUS】が出来上がりました。ドコモ・システムズにはいろいろお願いしましたが、こうした、トラブルを未然に防ぐシステムができ、ドライバーに運転に集中してもらえる環境を提供できたことは、安全運行という面で非常に意義があったと思います。運行管理システムは、極端に言えば、何も問題がない時には必要ないものなのです。いざという時に必要になる、例えて言えばお抱えのドクターを持っているようなものです」

共同運行のバスも含めて常に運行状況を把握している
共同運行のバスも含めて常に運行状況を把握している

カスタマイズ:

お客様の要望に応じて機能を追加したり、設定を変更すること。今回は、既存のクラウド型位置情報サービス【docoですcar】を高速バスでの用途にカスタマイズ。ドライバーの負担を軽減する安全運行の業務ノウハウをシステムに取り入れ、高速バスロケーションサービス【docoですcar for BUS】として導入いただいた。

今後の展開

位置情報をベースに営業面での活用も視野に

田中様:

「今後はGPSの精度をより高めてほしいですね。現在はこのシステムで得たバスの位置情報を大阪、京都などのターミナル駅の乗り場に伝えて、遅延に伴う乗車番線の変更などに活用していますが、ビルの密集地など、現在のGPSでは位置を取りにくい場所で正確な位置が取得できるようになれば、より詳細な情報を得ることができ、お客様サービスにおいても、様々な利用ができるのではないかと考えています」

小川様:

「このシステム上でもっと多くの情報を扱えるようにしたいです。現在のロケーションシステムで利用しているのは、バスが“どこを走っているか”という位置情報に基づいた“いつごろ到着するか”などの運行管理ですが、将来的には、ドライバーが停留所で座席の予約情報をスマートフォンを使って確認した上でチケット販売を行うことができるような、営業面での活用など、位置情報をベースに活用範囲を広げていきたいです。これからも私たちの要望に応えてくれるように期待しています」

導入ユーザ

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